不正使用防止への取り組み

平成27年度第一回評議委員会(平成27年6月29日)
平成27年度第一回理事会(平成27年度5月25日)

【情報公開】

競争的資金等公的資金の不正使用防止への取り組みに関する公表

公益財団法人電磁応用研究所では、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」に基づき、研究所における公的研究費を適正に管理・運営し不正使用を防止するための体制整備等についての取り組みを行っております。

(参考)研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)(文部科学省通知)
さらに、平成26年2月の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」の改訂を受け、研究費の不正使用防止等に関する規程等の明確化及び事務組織改編に伴う体制の充実を図りました。

① 不正を事前に防止するための取組
②  組織としての管理責任の明確化
③  国による監視と支援について新たな基準への対応
④ ガイドラインの具体化・明確化

 

競争的資金等公的資金の不正使用防止等に関する取り組み

<行動規範>

当研究所における競争的資金等の公的資金の適正な使用を維持し、不正行為の抑止のために職員等が遵守すべき行動規範は次のとおりです。

  1. 公的資金による委託費・研究費・補助金等は、機関による管理が必要であり、その精神をすべての職員等が共有すること。
  2. 職員等は、競争的資金等は国民の税金その他多方面からの支援及び理解によるものであることを強く認識し自己研鑽・研修に努め、その結果について毎年度報告するとともに、効率的・効果的な使用に努めるとともに、いかなる理由があっても関係法令等を遵守する旨をあらかじめ文書で誓約すること。

<責任体制>

●最高管理責任者(研究統括責任者):理事長

研究所全体の競争的資金等の運営・管理を統括し、最終責任を負うとともに、コンプライアンスの推進について、全職員を指導・掌理する

●統括管理責任者(財務統括責任者):事務局長

最高管理責任者を補佐し、競争的資金等公的資金の運営・管理について研究所全体の実務上の責任と権限を持つ

●コンプライアンス推進責任者:研究委員会座長

競争的資金等の運営・管理について実務上の責任とコンプライアンス上の権限を持つ

 
<適正な運営・管理のための基盤整備>

申請・報告・執行に関する相談窓口

事務局に、競争的資金等に係る事務処理手続きに関する研究所内外からの相談を受け付ける窓口を設置しています。

職務権限

競争的資金等の事務処理に関する職員等の権限と責任については、研究者による発注を認める場合は、発注行為の必要性とその計画を書面で理事長に提出し理事長の決済を必要とします。競争的研究資金による業務を着手するに先立ち、誓約書の提出を義務付けます。

適正経理

円滑な事務の執行と研究所における不正防止を両立するため、最高管理責任者の下に事務局が担当します。さらに、その計画及び運用基準についても、文書等により明確化し、関係者に周知しています。

通報窓口

競争的資金等の不正使用に関し、研究所内外からの通報や相談に対応するための窓口は、監事(コンプライアンス事務局長)としています。

不正使用に係る事案の調査及び懲戒等

競争的資金等の不正使用に係る事案の調査等については、調査委員会、不服審査委員会、不正事実に関与した者の処分手続き、不正関与業者の処分手続き、公表等、コンプライアンス規程等に基づき迅速に実施します。

内部監査

コンプライアンス統括責任者である理事長の監査を規定しています。

 

本件に関するご意見・お問い合わせは、事務局(03-3499-1888)info@dolab.jpまで